倉田 隆弘(くらた たかひろ)
国際コーチング連盟日本支部(ICFジャパン)元理事
国際コーチング連盟(ICF)会員
シックスシグマ・マスターブラックベルト
私はこうしてコーチになった
ソニーで技術者としてシリコンバレーへ
ソニー株式会社でマイクロプロセッサー(CPU)の開発を担当。
米国シリコンバレー(カリフォルニア州・サンノゼ)に7年間駐在。
設計開発と同時に現地と日本側とのパイプ役を任される、駐在員としての発言責任の重さに加え、現地と日本文化との板挟みになり異文化間での孤立、開発エンジニアとしての孤独を経験する。
帰任して気づく
帰任後、シックスシグマ・コーポレート・トレーナーとなる。最重要プロジェクトの推進責任者(チャンピオン)、推進リーダー(ブラックベルト)、実行メンバー(グリーンベルト)の育成とプロジェクトのコンサルティングを行う。そこでは成功したプロジェクトだけでは無く、成功に至らなかったプロジェクトから学ぶ事も多かった。
具体的には、やり方、つまり「方法論だけではプロジェクトはうまくいかない」ことやプロジェクト成功の鍵を握るのは実行するメンバー、つまり「人」であるということである。
もしあの時コーチングに出逢っていたら
海外駐在員としての責任の重さと孤独感…、方法論だけでは動かないプロジェクト…何かが足りない…何が出来るのか…と考えていた時、もしコーチングに出逢っていたら…。
海外駐在員だった7年間、もしあの時私にコーチが居たら異文化間のパイプ役としてもっと日本と現地の架け橋になれたのではないか、社内プロジェクトコンサルタントだったあの時、もし私にコーチが居たらチームメンバーのモチベーションにももっとプラスに作用出来たのではないか…。
2004年ソニーを退社しコンサルタントとして独立。デジカメ用画像処理技術関係の企業にコンサルティングを行うも経験や知識としての方法論だけを導入し、展開しても期待通りの結果が出るとは限らない現実を目の当たりにする。
「何かが足りないのではないか?」「何が足りないんだろう?」と考え続けて数年。その過程の中で確信した事は、「人」が納得して動かないとどれだけ最適な改善改革案を導入しても、期待した変化は起らないということだった。モチベーション、ライフバランスやコミュニケーションと言った「人」に関わる課題に焦点を当て、変化を起こさせる事が出来るコーチングを取り入れようと決意。
私はこうしてコーチになった
2010年初めてコーチングのドアを叩き、2012年2月に、コーチの認定を取得。
その後現在まで、企業の中堅社員〜部門長のコーチング、個人事業主のコーチング、そしてスポーツインストラクターのコーチングを行ってきた。コーチングだけでなくコンサルティング業務においてもコーチングを通じて学んだコミュニケーションのスキルがもの凄く役立っている。