経歴
半導体設計技術者としてスタート
米国の中東部オハイオ州にあるオハイオ大学で電子&コンピュータ工学を学んで帰国する。
日本モトローラ(株)の半導体部門に入りマイクロプロセッサーの設計開発を担当する。
就職一年目にデジパチ用のコントローラー開発プロジェクトのリーダーを任され悪戦苦闘。いきなり OJT でプロジェクトマネジメントの難しさを経験する。
ソニーへの転職
外資系の会社では日本としてオリジナリティーのある製品の開発は出来ないという不満が募る。日本に居て海外で開発された中心部分(CPUコア)の周辺機器だけを開発するのではなく、海外で日本の技術をベースにした製品を開発しようと、ソニー(株)に転職。
海外赴任
その後念願が叶って米国シリコンバレー(米国カリフォルニア州サンノゼ)に開発エンジニアとして赴任。
中心メンバーとしてLSI設計開発組織の立ち上げから参画し開発用のツール設備を設定するところからスタートしてCPUコアの設計開発を行う。米国特許2件出願も果たす。
一方日本と現地の橋渡しをするリエゾン・マネージャーとしてもキャリアをスタートする。
7年間の海外駐在員生活を終え帰任
米国での7年間の海外駐在員生活を終え、帰任。
この頃ソニー本社では、全社的なマネージメント改革をを行う為のコーポレート・プロジェクト(全社規模のプロジェクト)としてソニー・シックス・シグマが発足した。そしてマネージメント改革の指南役であるブラックベルトを任命されるのをきっかけにシックス・シグマの世界へ飛び込む。
ブラックベルトとして設計開発プロジェクトを多数支援。そして設計開発経験者としての経験を買われ、新たなプロセスづくりの為のプログラムである DFSS(Design For Six Sigma) の開発を行う。DFSSを完成させ、ブラックベルトの指導役であるマスター・ブラックベルトになり、コーポレート・エグゼクティブ・トレーナーとして、品質改善、新規設計開発、研究開発のプロジェクトをコンサルティング支援を行う。支援プロジェクトは300を超えた。
コンサルタントとしてのスタート
シンガポールで開催されたシックスシグマのアジア大会 ASIAN SIX SIGMA SUMMIT 2004 で Improve Your Process From The Start By Using Design For Six Sigma(DFSS) の発表を行ったところ Pivotal Resources 社(米国) にスカウトされ同社及びシンガポールに拠点を置く Centre for Performance Transformation 社のコンサルタントとなる。IT技術を中心としたビジネスを展開している企業のシックスシグマ導入において研修、指導を行った。
ベンチャー経験
Pivotal Resources/Centre for Performance Transformation のコンサルタントを行いつつも新しい技術開発の現場をもう一度経験すべく画像処理技術をコアとしたITベンチャー会社にて、最先端画像処理LSIの開発を統括した。
起業
統括マネージャーとして遭遇した失敗経験からプロジェクトを成功に導く為にはタスクやツールだけでは不十分であり、そこには人のモチベーションが必要だと気づく。そんな時コーチングに出会い、CoachA にてコーチングを学び、認定コーチとなる。
同時にコーチングとコンサルティングを提供する(株)メタ・フォーカスを立ち上げる。
コーチング&コンサルティング
企業内コンサルタントの育成、チームビルディング、中期戦略づくり、戦略づくりワークショップの海外展開などのコンサルティング&ワークショップのサービス、そしてビジネスコーチング&パーソナルコーチングの提供を行っている。
主な実績
1990 - 2004: ソニー株式会社
- マイクロプロセッサー設計
- シックスシグマ・コーポレート・トレーナー
- DFSS (Design For Six Sigma) 開発
2004 - 現在:
- 国際コーチング連盟日本支部(ICF Japan)元理事
- 国際コーチング連盟(ICF) 会員
- リーン・シックス・シグマ マスター・ブラックベルト
- 株式会社メタ・フォーカス (代表)
- Pivotal resources (米国): シックスシグマ・コンサルタント(兼)
- Center for Performance Transformation (シンガポール): シニア・コンサルタント